カンボジアに入ると隣国ながらベトナム「キン族」とは明らかに違う「クメール人」が多くなります。キン族は中華系の感じがしますが、クメール人は肌の色は浅黒く、彫りが深いので、どちらかといえば「インド」的な人種です。
今回訪問した国の中では最も良い印象が残りました。国そのものの印象というよりは、ガイドの「ナット君」がなんとも清々しい青年だったからです。下図中央
聞けば裕福な家庭ではないけれど、頑張って大学を卒業し、ガイドの資格(結構難しいらしい)を取ったそうで、日本が大好きとのことでありました。3回ほど日本に来たことがあるとのことで、「綺麗な国」の印象が強く、そこが好きな原因とのことです。
カンボジアの平均年齢は22.6歳(日本は40歳をこえている)と若い人が多く、それだけプノンペンのの街も活気があります。
未熟ながら若くて未来に向かって進んでいる「国」、そんな印象のカンボジアです。
年齢別人口分布がかなり「歪」があるのはポルポトの大虐殺が起因していると言われています。カンボジアでは日本のように「ご両親は元気?」などの挨拶は「禁句」だそうです。ちなみにナット君のおじいさんも「キリングフィールド」の1つに連れて行かれたということでした。
参考ながら、「地雷」の撤去はタイとの国境以外はかなり進んでいるみたいです。