国境を超えるとカンボジア経済特区「バベット」と言う街です。カンボジアでのチャーターバスはそこで待っていました。そこにはなんと巨大な「カジノ」が10軒以上、まるで荒野の真ん中に場違いなディズニーランドがあるみたいでした。自国のカジノが禁止されているベトナム人が遊びに来るとの事です。カンボジアから見れば今やベトナムは裕福な国なのです。
そこから国道1号線をプノンペンに向かい走ります。1時間ほどでいよいよメコン川です。ここはフェーリーで対岸まで渡ります。約15分です。
フェーリーの中は出航まで「売り子」さんがいろいろなものを売っています。「コオロギ」の佃煮?が名物らしいですが、ちょっと遠慮いたしました。まあ日本で言うところの「いなご」と同じですか・・・(笑)
実はこのフェーリーがメコン南部回廊のネックの1つになっており、繁忙期には川を渡るのに渋滞で3時間もかかることがあるとの事。そのため現在、日本が120億円の無償資金協力を行い「ネアックルン橋梁」と言う橋を建設中で、遠くにその姿が見えました。2016年末には完成予定で、そうなればこのフェーリーは廃止されるとの事です。ちょっぴり貴重な体験をした気がします。