昨日お世話になっているプレス会社の会長がお亡くなりになりました。明日通夜、明後日葬式です。かれこれ20年来のお付き合いです。30名弱のプレス屋さんです。木造ですが、5Sの見本となるぐらい整備されています。いわば「近代的ではないがいつも小奇麗にしている」工場です。社内には経営者の「知恵」と「工夫」がいっぱいで、設備から管理帳票まで独自のしかも機能的なものが整備されています。
経営に関しても、七宝焼きから始まって、重電用部品、家電用プレス部品、自動車用プレス部品と時代時代に先を見越した戦略を展開してきました。
「いろいろなことを転換する時には、売上の落ち込みはもちろん、様々な”痛み”を伴うが、それをやらなきゃ明日はないからね。それをグッと踏ん張るだがね」と日頃から流暢な名古屋弁でおっしゃていました。
また一方ではお茶目な?(エロい)エピソードもいっぱいあり、あっけらかんと笑い飛ばしていた事も、思い出されます。
厳しく筋の通った人ですが、私みたいな若造の話をよく聞いてくれた「聞き上手」な社長さんでもありました。また数年前から2人の息子さん(現在の社長と専務)の経営教育係を依頼されており、現在まで継続しております。
こちらこそ本当に様々な事を学ばせていただきました。天国でも「三味線」と「ゴルフ」三昧してくださいね。
ご冥福をお祈りいたします。