最近の仕事で、産・学・官の連携事業に携わっています。感じることの1つに「時間の流れ」が違うということです。
意欲のある「産」=民間企業、特に中小零細企業は持ち味を活かして加速度的に動いています。
「学」=大学などの研究機関はその閉塞感や予算削減を身近に感じ、前向きに前進しようとしています。
それらに比べ、「官」はあまりに動きが硬直化しています。担当者レベルはやる気があり、優れた人も多いのですが、「しくみ」が手枷・足枷になっているのが実態です。
今日も聞いたのですが、交通費を請求するのに「電話帳」ぐらいのマニュアルを「読み込まなければならない」ほど煩雑で、それ専用の人員がいるほどとのことです。これでは迅速な意思決定やアドリブを利かした判断などできるわけがないと思いました。「税金」を使うのだから、厳しい規制が必要なのはわかりますが、なんだか本末転倒していると思います。簡単にいえば、なにかと「めんどくさい」世界です。
写真は本日、大学生を製造メーカーに訪問見学していただいた時、「ところてん」づくりを体験していただいた様子です。